こんにちは!
秀英予備校桑園小前校の佐藤です。
今日からついに夏休みですね!
「いよいよ夏だー!」って気分になってきますね!
さて、今日は「勉強できる人の考え方」をご紹介します。
これは先日生徒に話したのですが、私が中学生から高校生の間の同級生の話です。
彼は化け物のように勉強が出来ました。
中学の頃から模試で全道1位であったり、全国1位を取りまくる人でした。
高校は当然のごとく札幌南高。トップofトップの人間です。
その化け物っぷりは大学受験でも遺憾なく発揮されました。
明治法学、明治文学、早稲田法学、早稲田文学、立教、トップ私立大と呼ばれるような大学の文系学部をセンター(当時)利用で合格。
そしてもちろん、東大文系も合格し、そのまま進学していきました。
そんな奴は一体問題を解くときにどう考えているのか。
私はそばで見ていました。
授業の後、先生のもとへ行って
「この問題、こういうやり方じゃダメですか?」とか
「こっちのやり方の方が分かりやすくないですか?」とか、とにかく模範解答と違う解法を考えまくっていました。
それは勉強ができる人だから出来たのでしょうか?
私は違うと思います。
例えばこの問題
昨日の中3の夏期講習で取り扱った単元の発展問題です。
この問題の解き方はわかりますか?
模範解答はこのようになっています。
この模範解答の解き方でもいいですが、数字が大きくなって計算が面倒くさくなってしまいます。
さて、ここで思い出す人はいますか?
中1のデータの整理で基準からの差をもとに平均を出す方法がありましたよね。
その方法を使うとこのように解くことができます。
最終的にやっていることは模範解答と変わりません。
しかし、計算の難易度はだいぶ異なると思います。
打ち消しあい、数が小さくなり、計算ミスが減る。
先の同級生はそんな小学生、中1といった
基礎の基礎を絶対に忘れない奴だったんです。
応用力を使うのには何も高学年の知識が必要というわけではありません。
必要なのは
「いかに簡単に、いかにわかりやすく」解けるようになるのかを追求することです。
もう1ランク上を目指すために、もっと簡単にできる方法はないか、自分なりの解き方を考えてみるのもアリですよ!
ちなみに、今紹介した基準からの差の合計の計算方法にも別解があります。
それを使うと計算がもっと楽になっちゃいますよ♪
気づいた人はぜひ校舎で教えてくださいね!
ヒントは「マイナスを【(-1)×□】で置き換える」「掛け算には分配法則というものがある」です!