こんにちは!
秀英予備校桑園小前校の佐藤です。
今日はちょっと高校生の人向けの話になるかもしれません。
先日、高校生の英語の授業でこのような文章がありました。
~when the car in front slows down.
皆さんはこの文章を、どのように訳しますか?
こういった文章を読むときには、文の構造を理解する必要があります。
英語の文法というものは、日本語ほど自由度は高くありません。
そのため、5文型という基本の英文の形が存在するわけです。
①S V (M).(主語 動詞 [修飾語])「SがVする」
②S V C (M).(主語 動詞 補語 [修飾語])「SはCだ」
③S V O (M).(主語 動詞 目的語 [修飾語])「SがOをVする」
④S V O1 O2 (M).(主語 動詞 目的語1 目的語2 [修飾語])「SがO1にO2をVする」
⑤S V O C (M).(主語 動詞 目的語 補語 [修飾語])「SはOがCにVする」
これが英語の5文型です。
高校になると、いきなり英文にこのような記号を割り振って文の説明が始まるので、どのような基準でSVOCを決めているのか戸惑う人も少なくないでしょう。
なので、SVOCの割り振り基準だけでも覚えておいてほしいんです。
大雑把にはなりますが、それは
「英単語が並んでいる順番」だけです。
細かいことを言うと、「動詞」も判別できるとより一層文法を理解できるようになるでしょう。
では、上記のことを踏まえて先ほどの文を要素ごとに分解してみましょう。
when the car in front slows down.
最初のwhenは接続詞なので、ここから新しい文が始まることを意味しています。
ではその次、theは冠詞となるので、その次が特定された名詞が来るとわかります。そのため、文の最初の名詞であるthe carが主語であることが分かります。
ではその次のinは?
これは前置詞ですね。前置詞は文の要素として修飾語となりますので、inに続くfrontも修飾語です。
そうすると、the car in frontが主部となります。
そうすると、主語の次に来る単語はほぼ必ず動詞となりますので、slowsが動詞と言って問題ないでしょう。
しかし、この文が問題となっているポイントとして、純粋にslowsだけが動詞と判断すると、downも動詞となって混乱してしまいます。
ここでslow downというのが複合動詞というものだと気づければ、意味を理解することが出来るようになります。
上記までの内容をまとめて、文を整理するとこのようになります。
when 接続詞 the car 主語 in front 修飾語 主部 slows down 複合動詞.
後は、この文の要素に基づいて日本語の文法に則って和訳を作れば終了となります。
前の 修飾語 車が 主語 主部 減速する 複合動詞 とき 接続詞
となります。
高校になって英語が難しくなったと感じる人は、まず、英文法を出来るようにしていきましょう。
そのためには、英文を見たら常に品詞分解するようにしてみましょう!
数をこなして精度を上げていきましょう!