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2023年10月15日
桑園小前だより【197】「勉強化」が暗記に役立つワケ

こんにちは!
秀英予備校桑園小前校の佐藤です。

先週、勉強が出来る人の癖についてご紹介しました。
【疑問に思ったことをすぐに調べる】ことがポイントでしたね。

今回はそうやってすぐに調べることが暗記に対してどのような効果を持っているのかをご紹介します!


まずはじめに、想像してみてください。
皆さんは学校に通う時に今もgoogleマップを開いて道を確認したりしますか?
給食を食べるときにご飯は箸で食べて、スープはスプーンを使って……なんて考えて食事をしたりしますか?

そんなこと、いちいち考えたりしませんよね。
こうした考えるまでもない日常的に繰り返す一般的な知識のことを心理学では「スキーマ(schema)」と呼んでいます。

このスキーマがあるため、我々は日々スムーズな行動ができ、何か別のことを考えながらでも、日常的動作を行うことが出来るわけです。
逆に言えば、このスキーマというものに則ったものは意識に残りにくいということが言えます。

例えば、皆さんは一昨日の金曜日に学校へ行くときに道でどんな人とすれ違ったか覚えていますか?
覚えていないと思います。

これもスキーマによって、「歩道を歩いている人は通行人であり、ほとんどの場合、自分とは関係のない人物である」と認識しているからです。
逆に覚えていたという人は「自分とは関係のない人物である」というスキーマに反した出来事があったのではないでしょうか?

通り過ぎようとしたら声をかけられた。
よそ見をしていてぶつかってしまった。
一般的な服装とは違う、個性の強い服を着ていた。

など、スキーマに一致しない事象に対して人間は「意外だ」という形で注意を向けるようになります。
それが結果として記憶につながる可能性があるのです。

とはいえ、その可能性も①スキーマと一致しない部分に注意を向け、②一致しない理由を考えるという付加的な情報処理が発生するような限られた場合によりますが、意識して自分からスキーマに一致しないことを実行すればいいのです。

普段なら素通りするお店の名前の単語をネットで検索してから通り過ぎるとか、ふと会話の話題に出てきたものを検索してみるとか。

調べてみて、既に知っていることであれば「あーあれね」となるでしょうが、反復することで記憶の定着に結びつきます。
逆に知らないことであれば、「へ―そうだったんだ!」と意外さが出てきますので、記憶に残りやすくなります。

どちらに転んでもお得ですよね。

是非今日から、疑問に思ったことは即調べる! を癖にしてみてくださいね!

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