みなさん、こんにちは。
秀英iD予備校長久手はなみずき通校の竹田です。

１９７１年１１月１４日、地球以外の惑星を周回する初の探査機となったマリナー９号が、火星軌道に到着しました。翌年の１０月２７日まで、火星を６９８周して観測を行い、合計７３２９枚の画像を送ってきました。それ等の画像は火星の表面の８０％をカバーし、多くの渓谷や休火山やクレーターなどが映し出されていました。マリナー計画の成果は、７０年代中頃のバイキング計画へと受け継がれて行きました。人類はすでに月に到達していましたので、バイキングから送られてくる赤い火星の映像を見ながら、２０世紀の終わりまでには宇宙旅行が可能になるのではと考えていました。

アメリカの天文学者カール・セーガン氏は、「宇宙の遥か彼方を見ることで、宇宙の地平線に向かって、ビッグバンの時代に向かって時間を遡って見ていることにもなる。」と述べています。夜空にきらめいている星を眺めていると、すぐ近くに存在しているように見えます。実際にはその光は、何百年、何千年、何万年と旅をして、地球に届いています。いつの日かＳＦ小説の様に人類が、それらの星々を行き来できる時代が来るのでしょうか。いずれにしても遠い未来の話であり、それまでは宇宙船地球号を大事に使わなければなりません。いつまでも狭い船内で争ったり、汚したりしない様に、乗員一人一人が心掛けたいですよね。

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