みなさん、こんにちは。
秀英iD予備校長久手はなみずき通校の竹田です。

１７２２年４月５日、オランダ海軍提督のヤーコプ・ロッヘフェーンが、ヨーロッパ人として初めてイースター島に上陸しました。その日がイースター（復活祭）であったことにちなんで、島名が付けられたとされています。イースター島はチリ領ですが、チリの沿岸から約3,200㎞も離れ、最も近い有人島からも約2,000㎞も離れている絶海の孤島です。かつてイースター島は緑豊かな島でしたが、人口急増による森林伐採で、環境破壊及び資源枯渇が発生し、さらに部族間闘争までが頻発しました。やがてイースター島は成長の限界を迎え、文明は崩壊し、最盛期には10,000人近くを数えた人口は激減しました。さらにヨーロッパ人が持ち込んだ疫病や奴隷として連行されたこともあり、島民は絶滅寸前まで追い込まれました。イースター島を広大な宇宙に浮かぶ地球に例え、未来を暗示していると言う方もいます。

アメリカの宇宙飛行士ウォルター・シラーさんは、「私は３度地球を離れたが、他に行くところはなかった。どうか宇宙船地球号を慈しんで欲しい。」と述べています。いずれ人類は地球以外でも生活できるようになるかも知れませんが、現在私たちが生きて行ける場所は地球しかありません。戦争や環境破壊などによって、かけがえのない地球を汚すことなく、人類すべてが共存共栄をはかる必要があります。イースター島で起こった悲劇を、地球全体で起こさないためにも、貴重な教訓として学ぶべきだと思います。私たち一人一人が、宇宙船地球号の仲間だと自覚したいですね。

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