映像授業教師ブログ

英語担当の上石田（かみいしだ）です。

2021年1月16・17日に行われた、
大学入学共通テスト1次日程と、
2021年1月30・31日に行われた、
大学入学共通テスト2次日程の、
平均点の中間集計が、
大学入試センターから発表されました。

（ちなみに
初めての大学入試共通テストでしたが、
今回からリーディング・リスニングが、
それぞれ100点満点になっています。）

・2021年1月16・17日実施分（1月20日発表）
リーディング　60.35（標準偏差21.73）
リスニング　　57.23（標準偏差16.67）

・2021年1月30・31日実施分（2月4日）
リーディング　56.45（標準偏差21.99）
リスニング　　55.02（標準偏差17.73）

点数だけで見ると、
1次日程の方が易しいように見えますが、
1次日程の受験者が21万人以上で
2次日程の受験者が1600人ほどであることを考えると、
点数で比べることはあまり意味がないかもしれません。

また、標準偏差とありますが、
これは平均点±〇〇点の中に大体の人がいる、
ということです。

1月16・17日実施分で
最も標準偏差の大きい科目
（英語以外の外国語を除いて）は、
数学Ⅱ・Bの23.23となっています。
最も小さいのは、
倫理、政治・経済の13.79です。
リーディングとリスニングを見ると、
リーディングの方がリスニングより
標準偏差が大きいので、
点数のばらつきが大きく、
差が生まれたと言えます。
英文の量が多く最後まで解ききれなかった、
ということが十分考えられます。

さらに、2月4日に段階表示換算表も発表されました。
段階表示とは、
今共通テストから導入される成績表示で、
各科目の点数を9段階に分けて、
全体における各受験者の位置づけを示すものです。
点数を1点刻みではなく9段階に分けて、
多様な評価に活用するというものです。
どのように利用するかどうかは
各大学にゆだねられています。

参考までに
リーディング
9段階　95～100
8段階　88～94
7段階　78～87
6段階　65～77
5段階　52～64
4段階　40～51
3段階　31～39
2段階　24～30
1段階　 0～23

リスニング
9段階　85～100
8段階　77～84
7段階　69～76
6段階　61～68
5段階　52～60
4段階　43～51
3段階　35～42
2段階　28～34
1段階　 0～27

この数字を見て面白いのは、
リーディングは95点以上取らないと
トップの層には入れないが、
リスニングは85点以上取れれば
トップの層に入れるということです。

『リーディングは出来て当たり前、
差をつけるならリスニング』
なのかもしれません。
共通テストリスニングの講座もありますので、
良かったらご検討ください(笑)

来年以降に大学入学共通テストを
受けるみんなは、
必ず過去問は通る道です。
どうせ解くなら、
目標点をしっかりと持って受けましょう。
意識の高い人はもう始めている、
そんな危機感も力に変えましょう！






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