映像授業教師ブログ

皆さん、こんにちは！
数学担当の三関（みつせき）です。

中３受験生にとって
「重要な実力テスト」が続く秋です。

今日は、
志望校を受験校に変えるため、
日々、努力をしている皆さんに
「偏差値」を見るときの注意点を１つ。


★偏差値とは？★
そのテストの「平均点ジャスト」を「50」として、
平均よりよかったか、悪かったか、
また、集団の中で、どの程度の位置にいるか、
を示す目安となる値です。

偏差値60は　上位16％程度、
偏差値50は　ど真ん中付近
偏差値40は　下位16％程度くらいの位置が目安です。


偏差値を見るメリットを感じられるのは、
例えば、以下のようなケースです。

例えば、英語と数学の得点が
同じ「60点」だったとしても、

英語　平均点65点
数学　平均点45点
であれば、「60点の価値」が違ってきます。

それが例えば、
英語　偏差値46
数学　偏差値57
と、示されれば、

難易度の異なるテストであっても、
「数学はまぁできた方かな、英語をもっと頑張らないと」
というように、正しい分析ができるようになります。


さて、偏差値を見る上での「注意点」ですが、
それは、

「集団の異なるテストの偏差値を
　直接比較することはできません」

ということです。


よくある問い合わせで、

「うちの子、偏差値がだいたい65くらいなんですが、
　この偏差値で〇〇高校を目指すのは危険でしょうか」

というものがあります。


残念ながら、
このように聞かれても、
「どこの模試、何のテストの偏差値のことを言っているのか」
がわからないと、アドバイスのしようがありません。

秀英で行っている「統一テスト」のデータなら、
〇〇高校は、偏差値いくつが目安、
というように、瞬間、お答えができるのですが、

他の塾の模試であったり、
学校の中のテストの話であったり、

受験者の学力層や、
受験者数、
テストの特徴（難易度や問題の量など）
などなど、

様々な要素に影響されるのが「偏差値」なので、
くれぐれも、

「違う種類のテストの偏差値を
　直接比較して、よかった、悪かった、
　という判断をしないように！」

ということだけは、注意しましょう！


※受験者層が大きく変わらない
　例えば、秀英の統一テスト同士の比較
（第5回より第6回の方が　偏差値が5上がった！　など）
　は、意味があるものですので、おおいにやってください。


★身近な例で学ぶ　データの分析SP★

高１向けの内容ですが、
「分散」「標準偏差」など、
データを見るときの「視点」を
わかりやすく説明しています！

再生リストはコチラ！



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