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2025年11月25日
【431】マイナンバーカードって何? ~秀英iD予備校映像教師ブログ~

こんにちは!
社会担当の生川です!

みなさんは「マイナンバーカード」について
どれぐらい知っていますか?

最近のことでいうと、2025年12月1日で
従来の健康保険証の有効期限が満了となり
12月2日以降、医療機関や薬局で使用する際は
「マイナ保険証」「資格確認書」
が必要となります。
マイナンバーカードを
健康保険証として利用する場合
「マイナ保険証」の申請や登録が必要となり
マイナンバーカードを持っていない人は
今までの保険証を破棄し
「資格確認書」を使います。
(黄色いカードが自宅に届くはずです!)

今回は
マイナンバーカードの基本的な仕組みや使い方
そして、少しだけ海外の情報もご紹介します!


①マイナンバーカードとは?

「マイナンバー」は日本語で「個人番号」
日本に住民票がある
すべての人に与えられる番号です。

以前は、税金・社会保険、
年金、住民票などのデータを
国や地方自治体のさまざまな部署が
管理していましたが
そのバラバラに持っている情報を
ひとつの番号でつなぐことで、
無駄をなくして手続きを簡単にしよう
というねらいでできたのが
「マイナンバー制度」です。

※現在、少子高齢化が進む中で
税収の減少と社会保障費の増大が
大きな課題です。
行政が、国民の所得や支出を
正確に把握することで
脱税や所得隠しといった不正を防ぎ
必要な人に適正な配分が
できるようにするのも
「マイナンバー制度」の目的です。

そして、その「マイナンバー」が
記載されている顔写真付きのカードが
「マイナンバーカード」です。
ICチップも搭載されていて、
オンラインで本人確認ができます。

もちろん、マイナンバーカードを
持つかどうかは任意で、強制ではありません!
「マイナンバー」は全員に与えられても
「マイナンバーカード」を持つかどうかは自由。
ぜひ、このカードの仕組みを知って、
自分にとって必要かどうかを
考えてみてください!



②マイナンバーカードには何が載っているの?

まず、カードに記載されていることは
・氏名
・住所
・生年月日
・性別
・顔写真
・12桁のマイナンバー
・カードの有効期限

さらに、裏面にあるのが「ICチップ」
自分の氏名・生年月日・性別・住所などが
記載された「電子証明書」が入っているので
オンライン上での本人確認に利用できます。
また、空き領域もあるので
データを追加することもできます。
すべての個人情報が入っているわけではなく
所得や納税額、健診結果や病歴、
銀行の口座番号など
プライバシー性の高い個人情報は
入っていません。



③セキュリティー対策は大丈夫?

カードを使うためには、目的に応じて
それぞれの暗証番号が必要です。
(一定数間違えるとロックが!)
また、ICチップの情報は
特定の機器でしか読み取れず
不正に情報を読み出そうとすると
ICチップが自動で壊れる仕組みになっています。
さらに、「マイナポータル」という専用サイトで
自分のカードがいつ、どこで使われたのかを
確認することもできます。

マイナンバーカードがいろんな機能と
一体化していると
「すべての個人情報が
1か所に集まっているのでは?」

と思いがちですが
実際は
・税金の情報…税務署で
・年金の情報…日本年金機構で
・健康保険の情報…保険組合や自治体で 
管理しています。
つまり、情報を「一元管理」することはなく
必要な情報を必要な時だけやり取りする
「分散管理」をしているので、
個人情報が芋づる式に漏れることはありません。
マイナンバーカードは、持ち主と情報をつなぐ
「鍵」のような役割を果たしているんですね!



④マイナンバーカードでできることは?

身分証明書として
→顔写真があるため、
 本人確認の場面で使えます。
 スマートフォンの契約やパスポートの発行
 その他の身分証を
 求められたときに役立ちます。
健康保険証として(マイナ保険証)
→病院での受付でカードをかざすと
 保険の情報や過去の薬の履歴などが
 確認できます。
運転免許証として(マイナ免許証)
→交付手数料が安くなったり、
 条件を満たしていれば更新時の講習が
 オンラインで受講できます。
コンビニでの証明書発行
→例えば、住民票の写しが必要なとき、
 コンビニのマルチコピー機で
 24時間いつでも取得できます。
 忙しくて平日に役所に行けない人には
 とても便利!
行政手続き
→インターネットで確定申告や年金の手続きなど
 各種行政手続きに使えます。

※余談ですが…
日本のマイナンバー制度のような
「共通番号制度」
海外の多くの国で早くから導入されています。
例えば、スウェーデンでは
Personal Identity Number=PIN
が導入されています。
PINは10桁の数字で構成されており
生年月日や性別などをもとに
国税庁から付与されます。
氏名・住所・出生地・配偶者や子供の氏名
・所有不動産などの情報が紐づいています。
社会保障や公共サービス、
銀行口座の開設など、
生活のあらゆるシーンでPINが必要となるため
PINなしの生活はほぼ不可能です。
また、スウェーデンでは、
必要な年金や給付金は申請をしなくても
自動的に国民に支給されるという
システムを導入しています。
(日本の給付金は、原則「申請制」なので
 給付対象者本人の申請がなければ
 給付されません。)
ちなみに、スウェーデンでは、
個人情報を閲覧できるサイト
が運営されています。
つまり、このサイトでPINや名前を入力すれば
誰でも個人情報をみることができるのです!
なんと、住所、家の写真、電話番号、生年月日、
家族構成、収入などが分かってしまうという…
(病歴などの情報は厳しく管理されていて
本人の同意なしに閲覧することはできません。)
スウェーデンの政治や社会において
「やましいことがなければ隠すこともない」
という考え方が浸透しているため
個人の生活においても
「漏洩を心配するような個人情報は存在しない」
という考え方なのだそうです。
スウェーデンは、男女平等が進んでいる国ですが
誰がどれほどの賃金を得ているのかが公表される
ことで男女格差の解消につながっているとも
言われています。
同じ「個人情報」でも、その捉え方や取扱いは
国によってここまで違うんですね!


いかがでしたか?
マイナンバーカードは、あくまで「道具」なので
使い方は人それぞれです。

例えば
「身分証明書として使いたい」
「保険証として使いたい」
「オンライン申請のために使いたい」など…
自分にあった使い方を選ぶことができます。

「なんとなく作ってみるか…」ではなく
目的や機能を理解して、納得して使うことが
大事ですね!

ではまた!


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