映像授業教師ブログ

皆さん、こんにちは！ 近藤です。
今回は暗記についてです！

「暗記」というと、
声に出して何度も書いて覚える、語呂合わせで
覚える、動作と関連付けて覚えるなどなど
脳に多くの刺激を与えることで
覚えることができます。

１回覚えたから完璧かというと
そうではありません。
エビングハウスの忘却曲線によると、
1時間後に約50％、1日後には約70％忘れます。
人間は忘れやすいのです！
忘れてしまったら繰り返し覚えなおすことが
必要になりますね。
これが暗記を面倒なものにしています。

繰り返しは必要になりますが、
記憶を定着させるよい方法があります。
記憶を定着させるにはアウトプットが必要です。
「アウトプット」とは、人に教える、テストをする、
演習問題を解くことなどを指します。

サイエンスという学術雑誌で発表された、
カーピック博士の論文でアウトプットが
記憶の定着に関わることがわかります。

ワシントン大学の学生に、
スワヒリ語40個をおぼえる実験をしました。

【第1グループ】
テストをして、1つでも間違いがあれば
40単語すべて学習し、
40単語すべてテストをする。

【第2グループ】
テストをして、間違いがあれば
間違った単語のみ学習し、
40単語すべてテストをする。

【第3グループ】
テストをして、1つでも間違いがあれば
40単語すべて学習し、
間違った単語のみテストをする。

【第4グループ】
テストをして、間違いがあれば
間違った単語のみ学習し、
間違った単語のみテストをする。

いずれのグループも何回か繰り返せば
40個すべて覚えることができたようです。
すべて覚えられるのなら
第4グループの方法が一番楽になりますね。

ただこの実験はこれで終わりではありません。
1週間後に抜き打ちテストを行いました。

結果はどうだったかというと、
第1グループ　正解率 約80％
第2グループ　正解率 約80％
第3グループ　正解率 約35％
第4グループ　正解率 約35％

40単語すべてをテストした
第1・2グループの方が
間違えた単語のみテストをした
第3・4グループより
圧倒的に正解率が高くなりました。

この結果より、
記憶の定着にはアウトプットが重要だと
いうことが分かりますね。

英単語や漢字を覚えるときには、第2グループの
方法がよさそうですね。

暗記でよく言われる、
声に出して何度も書いて覚える、
語呂合わせで覚える、動作と関連付けて覚える
などの学習法はインプット作業にあたります。

インプット作業ばかりしていても飽きますし、
記憶に残りにくくなります。
インプットした知識を何回も使う
（アウトプットする）ことで記憶が定着します。
覚えたら、必ず自分でテストをする、
演習問題を解くなど、しましょう。

今後はアウトプットも意識して記憶を定着させ、
効率良く暗記していきましょう！



*********************************************************
家庭学習に困っているお友達には、
コチラを　お勧めください！

★秀英＠HOME　新規入会　受付中！
「秀英＠HOME」のHPをチェック！←ここをクリック！

★約800本の動画を公開中♪★

＜YouTubeチャンネルはコチラ＞
https://www.youtube.com/channel/UCZuxIPx5zryGbWp8658OvxQ

この記事にも「いいね！」をお願いします♪
目指せ！「100いいね！」
*********************************************************