数学・化学講師の山中です。

今日は数学の話題について書きます。
素数は「1と自分自身以外には割り切れない自然数」です。この素数が現代社会で役に立っているのを知っていますか？実は、「暗号理論」の分野で役に立っています。

パソコンやスマートフォンなどを利用する際に、情報の漏洩を防ぐために「暗号理論」が使われています。簡単なモデルで説明します。例えば、7×11×13×17×19＝323323となりますが、323323を見て、すぐに素数ではないと判断するのは難しいと思います。あらかじめ素因数がわかってないと、素因数分解は難しいのです。この考えを利用しています。巨大な素数を利用することで、素因数分解を難しくすることで、解析されないようにしています。

これは、暗号理論の入り口の話なので、実際にはもっと複雑な理論があるそうです。

素数にはまだまだ未解決な問題が数多くあります。興味があれば、調べてみてください。