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2023年04月23日
どうやったらラクして暗記できるの?【記憶のメカニズム】
こんにちは!秀英予備校 泉中央校 武藤です!
今日は統一テストが終わって1週間ですね!類題の提出はできましたか?
統一テストでの点数は、定期テストとは違い、今までの中学校で学んだ全ての知識を含む学力テストです。
ほぼ毎月受験していますが、こういったテストで点数を取れるようになれば、入試で勝ち抜く力が付きます。
定期テストではほとんど培われない力なので、類題を解くときは必ず「次は解けるように」する意識を持ちましょう!
その際、立ちはだかる壁となるのが「暗記」です。
英単語の暗記、文法構造の暗記、用語の暗記、公式の暗記…多すぎますよね…。
記憶のメカニズムはどのようになっているのか
今回のブログでは、前回のブログで予告していた通り、「暗記」について言及していきたいと思います。
みなさん、この言葉をご存じでしょうか?
一番だまし易い人間は、すなわち、自分自身である。
イギリスの小説家ブルワー=リットンの名言です。この「だます」と「記憶」にどんなつながりがあるのでしょうか。
まず大前提として、記憶の深さには3つの段階があります。
0.1秒足らずで脳から除外されていく「感覚記憶」
数時間で忘れてしまう「短期記憶」
半永久的に覚えていられる「長期記憶」
感覚記憶に関しては、道中ですれ違った車のナンバーなど、ふと見ただけで覚える意思もない物事に関することを指します。
我々のゴールはこの「長期記憶」に暗記するものを入庫することなのですが、
長期記憶にまで到達するには、脳の一部を構成するある部分の審査を通過しなければなりません。
それは、聞いたことがあるかもしれません「海馬(かいば)」です。
記憶審査員の海馬さんが、合格なら「長期記憶」へお通しいただけるのですが、
不合格ならお通しいただけず、無念の「忘却」という扱いになってしまいます。
ここで皆さんが知りたいのは…「審査基準」ですよね!
それは…なんと
生きていくのに不可欠かどうか
なのです。
びっくりですよね。こんなの英単語なんてすぐに忘れて当たり前じゃん。なんて思うのも無理はありません。
でも確かに、歩き方や通学路など、日常には欠かせない物事は覚えようとしなくても覚えられるものです。
生徒:審査基準が「生きていくのに不可欠か」か……え、無理じゃん。英単語知らなくても不便じゃないよ今。
⇒大丈夫です。結論、覚えられます。今まで暗記できていたことに矛盾しますし。
どうすれば、海馬さんを納得させられるのか…それはいたってシンプルな方法です。
忘れるたびに覚える。それだけです。
要は、何度も記憶審査を受けろ、ということです。不合格になるたびに覚え直すのです。
一瞬で暗記できる方法を期待した読者の皆様、申し訳ございません。本当にこの方法しかないのです。
高校入試は一発勝負ですが、記憶審査は何度落ちても受け続けることができます。
このように「コレは生きていくのに不可欠なんですよ!海馬さん!」と海馬さんを説得、いや…
「だます」
ことによって、諦めずに審査を受け続けたモノだけが、長期記憶という晴れ舞台へ案内されるのです。
海馬さんは何度も出会うことによって
「え、もしかしてこれ、まじで必要…?さっきから追い返してるケド…」
とだますことができるのです。
記憶審査方法はひとつしかありませんが、工夫はできます。
その一つに「語呂合わせ」です。理科や社会でたくさん出てきます。
理科なら火山岩・鉱物、歴史なら年号・出来事など…秀英では教師オリジナルの語呂合わせを常に紹介しております。
一つ残らず吸収して、第一志望校合格を我々教師と一緒に勝ち取りましょう!
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