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2023年06月23日
桑園小前だより【143】「サンマ」はなぜ「samma」なのか②

こんにちは!
秀英予備校桑園小前校の佐藤です。

さて、前回はローマ字の起こりからご紹介しました!
今回は『「サンマ」はなぜ「samma」なのか』ということについて話していきます!

小学校までの訓令式ではサンマは「sanma」となります。
しかし、中学生になって学ぶヘボン式では「samma」と書きます。

これは前回説明した表記規則と発音の違いで起こるものです。

サンマは発音としては[samma]となります。
ここで重要なのは「ン」の次の音がどのような発音になるかということです。
「サンマ」の「マ」音は最初に唇を閉じ、その後勢いよく息を出すようにして発声する「両唇音」と言います。

この「マ」音の発音を楽にするためには事前に唇を閉じておく必要があります。
そのためには直前の音で唇を閉じていたほうがいいですね。
そこで、「ン」の音が唇を閉じて鼻から音を出す/m/の音になるわけです。

さて、ここで改めて確認しましょう。
ヘボン式ローマ字は発音に対して正確性を求めたつづり方でした。
そして、サンマの発音は[samma]となり、ンの音は/m/となります。
つまりヘボン式ローマ字の立場としては「samma」となるのが、正しいと言えるわけですね。

この様に後の音によって発音が変わることを【逆行同化現象】と言い、ヘボン式ローマ字はこの現象に対応するため、「n」と「m」を使い分けているということです。

次回はこの【逆行同化現象】に関してをおまけとしてご紹介します!
ぜひ次回も見てくださいね!

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