映像授業教師ブログ

こんにちは！英語担当の岡村です。
暑い日が続いていますね。
体調を崩さず、元気に過ごせていますか？

暑い夏に勉強を頑張る皆さんと同じように、
この夏に自分も何か頑張りたい、
そこで、もっともっと英語を話せるようになれたら
良いなと思い、英語の学習方法について
色々と調べていたときに、ふと思いました。
赤ちゃんは「勉強しよう！」という意志とは
関係なく、自然に言語を身につけられる、
そのメカニズムは何だろう、
何か原理があるなら、英語の学習にも
取り入れられるのでは…と。

そこで、色々と検索しているうちに、
「赤ちゃんの言語習得に関する実験」
について書かれている記事を見つけました。

その実験とは、
今から、およそ800年前に、神聖ローマ皇帝
フリードリヒ２世が行ったとされるものです。

「言葉を教わらない赤ちゃんはどんな言葉を
　話すようになるのか。」

言語の起源を知るために行われた
その実験の内容は…

部下に生後間もない赤ちゃん約50人を集めさせ、
隔離生活を行います。
赤ちゃんのお世話をする乳母たちには、
以下の条件が伝えられました。

・生命維持のため、ミルクを与える、
　お風呂に入れる、排泄の処理といった
お世話をすること。

・生まれ持った言語に影響を与えぬよう、
　赤ちゃんの目を見たり、笑いかけたり、
　話しかけたりしてはならない。

つまり、生きるためのお世話はきちんと
行う一方、スキンシップやコミュニケーションは
一切とってはならない、という条件です。

言葉を持たない赤ちゃんに
言葉を学ぶ機会を与えなかったら、
どんな言葉を話すようになると思いますか？

実験の結果はなんと…

50人の赤ちゃん全員が
亡くなってしまったそうです。

驚きですね。
赤ちゃんたちが言葉を発するどころか
亡くなってしまったため、
この実験からは、「言語の起源」は
明らかにはなりませんでしたが、
「スキンシップやコミュニケーション
は生命維持には必要不可欠な要素である」
ということがわかりますね。

これは赤ちゃんだけに限らず
全ての人に当てはまることだと思います。

AIやロボットの進化が目覚ましい今日この頃ですが、
スキンシップや言葉を通じて、
心を通わせることができるのは
私たち人間だからこそ！

言葉を交わして、心を通わせる
コミュニケーションは
いつの時代も、どの世代にも
とても大切なものだと思います。

「でも、コミュニケーションが大切と言われても
どうしたらいいのかわからない…」
という人もまずは小さなことから
始めてみましょう♪

例えば、

朝起きたら、眠い時でも
「おはよう」としっかり
お家の人の顔を見て声をかけてみよう！
嬉しい時には、友達と
「イエーイ！」とハイタッチをしてみよう！

元気のなさそうな人がいたら、
「どうしたの？」と声をかけてみよう！

小さなことですが、
こういったコミュニケーションが
心を元気にする、と思うので
意識していきたいですね。

ちなみに今回、赤ちゃんの言語習得に関する
実験について書きましたが、「赤ちゃん言葉」は
英語にも存在します。

例えば…
お母さん(mother)→mama
お父さん(father)→dada
おばあちゃん(grandmother)→nana
おじいちゃん(grandfather)→papa

お父さんがpapaではなく、
おじいちゃんがpapaなんですね～！
皆さんは知っていましたか？

ではまたお会いしましょう(^^)/★

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