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2024年01月22日
【376】掛詞って何? ~秀英iD予備校映像教師ブログ~

皆さんこんにちは。
国語担当の広田です。

今日は「掛詞」についてお話しします。

掛詞は和歌の修辞技法のひとつです。
同じ発音の言葉に、2つ以上の意味を持たせます。

例えば、
「松」と「待つ」
「秋」と「飽き」
「浮き」と「憂き」

など。

掛詞は訳していくときに
「あれ?」と引っかかる部分にあることが多く、
基本的にひらがなで記されています。
例を見てみましょう。

例)
山里は 冬ぞさびしさ まさりける
人目も草も かれぬと思へば
             (源宗于)

山里はとりわけ冬が寂しいものだ。
人目も草もかれてしまうと思うと。

…あれ?どこか引っかかりませんか?

「人目も草も」とありますが、
草であれば「枯れ」るでよいですが、
人目が「枯れ」るというのは変ですよね。

ということで、「かれ」の部分が掛詞なのです。

人目が「かれ」る、の意味では「離れ」と書きます。
「離る」で、人の訪れが途絶えるという意味です。

「かれ」に
草が「枯れ」と、人目が「離れ」という
2つの意味を持たせているのですね。

山里はとりわけ冬が寂しいものだ。
人の訪れが途絶え、草も枯れてしまうと思うと。

このような訳になります。

修辞技法を知ることで、
和歌をより深く味わうことができますよ。



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